「ワイパーブレード」の交換時期は?劣化するとどうなる?

ワイパーブレードの交換時期は?正しい交換タイミングを知ろう

車検の時などに定期的に交換されるワイパーゴムと違い、「ワイパーブレード」の交換は見落とされがちです。ワイパーはワイパーブレードとワイパーゴムで構成されていて、運転中の視界を確保するために欠かせない重要な部品です。どちらも定期的な点検と交換が必要な消耗品であり、適切な交換時期を知ることが重要です。

それではワイパーブレードの適切な交換時期はどのくらいなのでしょうか?

結論から言うと、ワイパーブレードの交換時期の目安は2年です。

もしくはワイパーの拭き取り性能が低下している場合も交換時期の目安になります。

  • 拭き取り跡が残る。
  • 異音が発生する。

車の使用頻度や気候条件、保管状況によって劣化の速度は変わります。ワイパーブレードが劣化すると、雨や雪の日に視界が悪くなり、安全性が脅かされます。そのため、定期的な点検を行い、ワイパーブレードの劣化や異常を早期に見つけ出すことが大切です。

自動車メーカー各社が指定するワイパーブレードの交換時期

ワイパーブレードの交換時期に統一基準はなく一般的に1年から2年と言われています。

ワイパーブレードはワイパーゴムとは違い、比較的丈夫な素材なのでそう簡単に劣化するものではありません。しかし、安全性に大きく関わる重要な部品なので当サイトでは交換目安は2年として示しています。

ここで、自動車メーカー各社が指定するワイパーブレードの交換時期をまとめましたので参考としてください。

自動車メーカー交換時期
トヨタ劣化したとき
ホンダ記載なし
日産1年
スズキ記載なし
ダイハツ記載なし
マツダ記載なし
スバル劣化したとき
三菱記載なし

これらの情報は各社のホームページを参考にしています。

ワイパーゴムについての記載は多かったのですが、ワイパーブレードに関してはほとんど触れられていませんでした。

その中で唯一、日産だけが明確に「1年」と交換時期について言及していて、トヨタ、スバルに関しては拭き取り性能が低下したときと記載されていました。

ワイパーブレードの交換時期目安についての理由

以上の理由から、ワイパーブレードは劣化したときに交換でもいいですが、安全マージンをとって2年ごとの交換が推奨されます。

2年といえばちょうど車検のタイミングです。

車検と同時にワイパーブレードを交換すれば手間もかかりませんし、工賃がサービスに含まれることもあります。

ワイパーブレードの価格は意外と高くなく、安いものだと1本1,000円ほどです。ワイパーゴムだけを交換する場合と比べて金額的には数百円のレベルなので、2年ごとの交換でも出費は低く抑えられます。

ワイパーブレードの交換時期を見逃すとどうなる?メンテナンスの重要性

ワイパーブレードの交換時期を見逃すと、視界の確保が困難になり、運転中の安全性が著しく低下します。古くなったワイパーブレードは、雨や雪を適切に拭き取れず、ウィンドウに水滴や汚れが残り、視界を妨げます。特に夜間や悪天候時には、視界が悪いため非常に危険な状態です。

ワイパーブレードの定期的なメンテナンスと交換は、快適で安全な運転環境を確保するために不可欠です。ワイパーブレードが劣化している兆候を見逃さず、交換時期を見極めることが重要です。

ワイパーブレードの交換時期を見極める方法とは?サインと注意点

ワイパーブレードの交換時期を見極める方法はいくつかあります。まず、ワイパーブレードが水をきちんと拭き取れない、ウィンドウに水滴や汚れが残る、ワイパーブレードの動作が不安定になるなどのサインが現れる場合があります。

さらに、ワイパーブレードのゴム部分にひび割れが見られる、ワイパーブレードの劣化や変形が生じるなども、交換のサインとなります。ワイパーブレードを何年も使っていると本体が錆びることがありますが、これもあまりよくありません。見た目が悪いですし、錆びることにより耐久性が低下してしまうからです。これらの兆候が見られたら、早めにワイパーブレードを交換しましょう。

ワイパーブレードの交換時期を見極めるためには、定期的な点検が欠かせません。特に悪天候の前や雨の日には、ワイパーブレードの状態をよく確認しましょう。安全運転のためにも、ワイパーブレードの状態を常に把握しておくことが重要です。